霞ヶ浦の水深は平均して4m護岸近くはかなり浅くなっており沈杭も多く座礁した船を何隻も知っています。慎重に岸の近くでは速度を落として航行してください。さらに霞ヶ浦は霧の発生が多く、特に7月と10月は多発していますので気を付けなくてはいけません。数メートル先までしか見えず方向感覚を失い同じ場所をぐるぐる回ってしまったり漁網や岸に突っ込んだりする事故が起きています。目視による航行だけでなくGPS魚探を必ず備えるようにしてください。

そして最大の注意を払わなくてはいけないのが船に帆を張って網を横に引いたり、小型船で底引き網を引いたりする船の脇を航行する時や定置網の傍を通過する際です。スクリューに網が絡んで沈没することもありますし網を切断する事故を起こしてしまうとかなりの金額を弁償しなくてはいけなくなります。

更にボートフィッシングに際しては定置網にルアーを引っ掛けるなどすると漁師が知らずに針を指に引っ掛けてしまい指を貫通し手術が必要な事故が多発しています。

私も舫をほどいている時にルアーの針を指に刺してしまい身動きのできない状態になり針に返しが付いているので抜けず、仕方がないので痛みを堪えて指の反対側に貫通させて外したことがあります。船がもやってあるところではルアーフィッシングは絶対にやめてください。